ファシリティマネジメント(FM)とは、
「企業や団体の全施設及び環境を経営的視点から総合的に
企画・管理・活用する経営活動である」
このように定義されます |
ファシリティとは施設(土地・建物・各種設備)および利用する人の環境(執務空間・居住空間、
地域環境など)を包含したものであり 人材、資金、技術、情報、に加えて第五の経営資源として
位置づけられます。
その第五の経営資源「ファシリティ」の戦略的活用が低成長の現在において大変重要であります。 |
ファシリティマネジメントの大きな目的としては、
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1.経営資源としてのファシリティの有効活用
2.戦略・計画からプロジェクト管理、運営維持、その評価
による戦略・計画へのフィードバックというFM業務その
ものの効率的な運用
3.ファシリティ利用者の満足を高め、知的生産性を向上する
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の3つがあげられます。
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これらの目的を遂行するために、FMは、経営活動の中で
以下のような機能を果たさなければなりません。すなわち、
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1.経営と、経営資源であるファシリティとを結びつける
2.戦略・計画→プロジェクト管理→運営維持→評価→
戦略・計画というFM業務の管理サイクルを回す
3.ビジネス活動にふさわしいファシリティを提供する
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以上の3機能です。
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また、FM業務は、経営を軸とする資産管理や財務評価、
生産性向上など戦略的分野と、ファシリティを快適かつ効
率的に計画・建設・運営維持するためのエンジニアリング
分野、ならびにセキュリティや清掃やケイタリングといった
サービス分野を総合的にカバーするもので、多様で幅広い
諸分野の業務を総合的に管理することにより、経営の効率
化に大きく貢献します。
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